事業計画

 

平成27年度むつ市社会福祉協議会事業計画

平成27年度むつ市社会福祉協議会事業計画
 
 
Ⅰ 社会福祉を取り巻く環境と社会福祉協議会
 今日、少子高齢化の進展や家族形態の多様化、コミュニティ機能の低下が進む中、公的な制度だけでは解決できない様々な問題が発生しています。
 また、厳しい社会経済状況に加えて各地で発生している自然災害は、住民の暮らしに深刻な生活不安を与えています。
 このような中で、社会福祉基礎構造改革の基本的な方向性として、「サービスの利用者と提供者の対等な関係の確立」や「個人の多様な需要に対する地域での総合的な支援」が提起された結果、社会福祉法では「地域福祉の推進」が福祉サービスの基本理念の一つとして明記されています。
 むつ市においては、平成19年3月に「むつ市保健福祉計画」が策定され、地域福祉の推進役の中心に社会福祉協議会が位置付けられています。
 また、平成20年3月にまとめられた「これからの地域福祉のあり方研究会(厚生労働省社会・援護局)」による報告書では、地域の問題や求められる支援のあり方、住民参加の必要性、地域福祉を進めるために必要とされる条件とともに、地域福祉を推進するうえでの社会福祉協議会の役割などについても議論が行われました。
 これらの流れは、地域に存在する公私の様々な主体が協働して地域住民の多様なニーズに応える総合的な支援を行ってきた社会福祉協議会の活動が認識されたものと考えられますが、本会の基本理念である『わたしがつくる みんなでつくる 住みよいまち むつ』の実現を目指して、従来から重点項目として取り組みを進めている事務事業を中心に、より一層住民参加の促進を有機的に推進しながら各種事業強化策を改めて図らなければなりません。
 一方、社会福祉協議会への補助金については、年々、厳しい状況となっており、新規事業や人件費を含む事務事業全体の財源確保が困難な状況になってきているうえ、介護保険事業を運営するうえで必須となる介護職などの専門職の離職率が他の産業よりも高く、確保が困難な時代を迎えています。
 このような困難な状況に対し、本会として、受け身に陥るのではなく、社会福祉法の考えに立脚した「地域住民に依拠した民間の福祉団体」として、信頼される社協づくりや、地域のニーズと新しい時代の要請に基づいた新たな事業の開発・実施、人材の育成などを意識しながら、安定した法人運営を目指します。
 
Ⅱ 基本方針
 本会が、基本理念として定める「わたしがつくる みんなでつくる 住みよいまち むつ」を実現するため、次の基本方針を掲げて活動を推進します。
 
基本方針1 住民が主役の地域福祉活動を支えていきます。
 
 住民の福祉課題や生活課題が多様化してきている昨今、公的制度の利用だけでは地域生活が成り立たなくなってきている現状があり、インフォーマルサービスが重要となってきています。
 これを受け、本会では公的制度外のニーズに対応するために「むつ市ボランティア・市民活動センター事業」を実施し、市民ボランティア登録者の積極的な募集活動に努めるとともに、各町内会等を通じ「ほのぼの交流協力員」を確保・養成し、市民ボランティア活動を推進することにより、地域福祉活動の拡充を図ります。
  また、更に福祉課題は複雑化している中で、今後は専門機関や専門職と協働して対応する事例が多くなると予想されるので、地域での支え合いやインフォーマルサービスだけでは解決できない課題については、専門職等と連携を図り、包括的な支援体制を構築することにより早期発見・早期解決を目指します。
 また、本会は、むつ市災害ボランティアセンター機能を有していることから、平常時から地域の実態把握に努め、他のフォーマルサービスやインフォーマルサービス・関係団体、地元企業などと連携することにより、課題解決に取り組み、地域の福祉力向上に努めます。
 ※ フォーマルサービス:公的機関が制度に基づいて行うサービス
   インフォーマルサービス:地域社会やボランティア等が行う非公式的
               な援助
 
基本方針2 本会の特性を活かして、利用者の立場に立った在宅生活を支え
      いきます。
 
 本会は、地域福祉を推進する法的に位置づけられた団体であるとともに、介護保険事業などのサービス提供事業者でもあります。
 本会は、地域組織やボランティアなどのインフォーマルな活動を支援するとともに、「むつ市ヘルパーステーション」を運営する事業者としてフォーマルサービスも提供しています。さらに、それらの資源をネットワーク化し、インフォーマル・フォーマルサービスを利用者の立場に立って一体的に提供することにより、高齢者や障がい者の在宅サービス支援はもちろんのこと、住民の生活全般を支えていきます。
 また、むつ市ホームヘルパーステーションでは、利用者本位のサービスを提供する中で、事業の透明性や公平性を確保し、併せて事業内容の向上に取り組み、安定的な財源確保を目指します。
 平成27年には、進みゆく高齢化に向けて介護保険法の改正が予定されています。
 これを受けて、介護予防・重度化予防を目的としたサービス提供を行うとともに、医療や関係機関との連携がより一層密となるよう取り組んでまいります。 
 
基本方針3 時代の変化に対応した社協の体制づくりを目指します。
 
 近年は、本会をはじめ、社会福祉法人の業務に関連する法制度の見直しが行われることに加えて、厳しい社会経済状況、地域差への対応など様々な住民ニーズ拡大が予想されます。
 地域福祉活動については、基本的に事業収入や利用者負担金などが発生しないため、活動を推進するための事業費は行政機関からの補助金に頼らざるを得ません。
 また、一昨年は、介護保険制度が改正されたことにより、介護報酬単価が変更されたが、平成23年度をもって終了した介護従業者処遇改善交付金事業等に代わり、平成24年度から介護職員処遇改善加算を算定したうえ、今年度から指定訪問介護・指定居宅介護支援事業において、それぞれ特定事業加算を算定するサービス提供体制を備え、職員の評価システムなどを連動させることにより、働きがいと魅力のある職場環境を築き上げます。
 
Ⅲ 活動項目
1 法人運営基盤の強化
2 地域福祉事業の充実
3 ボランティア活動の振興
4 相談事業の推進
5 福祉サービス利用援助事業の充実
6 共同募金運動への協力
7 介護事業の充実
8 保育事業の経営
 
 
Ⅳ 事業実施計画
1 法人運営基盤の強化
 ⑴ 諸規程の見直し及び整備
 ⑵ 会員加入の促進と会費の増収
    むつ地区普通(世帯)会費の増額について町内会に対する積極的な働
  きかけを行うとともに、賛助会員の加入を促進し、更なる財源基盤の充
  実を図る。
 ⑶ 理事会、評議員会、部会・委員会の開催
 ⑷ 社協だよりの発行・ホームページの運営
   毎戸配布で年数回にわたり広報誌を発行する。また、ホームページに
  より随時必要な情報提供に努める。
 ⑸ 第55回むつ市社会福祉大会の開催
   様々な福祉活動に携わってこられた方々の功績を讃えるとともに、福
  祉の担い手に対する支援と市民への啓発を通じ、地域福祉の推進を図る
  目的で開催する。
 
2 地域福祉事業の充実 ※ ( )内は財源区分
 (1) ほのぼの交流協力員訪問活動事業(ほのぼの) 
 (2) ほのぼの交流協力員研修会(ほのぼの)
  (3) ほのぼの昼食会の開催(ほのぼの)
  (4)
 ほのぼの料理教室の開催(ほのぼの
    夏休み、冬休みを利用し、児童と高齢者との交流を目的に開催す
   る。
 (5) 渓流を散策しながら紅葉を楽しむ会の開催(ほのぼの)
 (6) ふれあい交流会の開催(ほのぼの)
    高校生と障害者の交流を目的に開催する。
 (7) 世代間交流会の開催(ほのぼの)
 (8) ボランティア活動促進事業(ほのぼの)
 (9)
 第35回ほほえみのつどいの開催(県社協)
 (10)
 第46回むつ市福祉作文コンクールの開催(共募)
 (11) ふれあいクリスマス会の開催(ボラ市民・NHK歳末・ほのぼの)
 (12) ふれあい福祉展・ふれあい福祉バザールの開催(共募) 
    市民への福祉に対する理解と協力を求めるため、福祉施設や福祉団
   体等の手作り作品の展示及び販売を行う。
 (13) 巡回入浴事業(むつ市)
 (14) 地域福祉懇談会の開催(ボラ市民・ほのぼの)
    地域における福祉ニーズの把握と地域住民に対する社会福祉協議会
   への理解を深めるために開催する。
 (15) 祭りを通じた高齢者・障がい者等の社会参加支援事業
 (16) 高齢者ふれあい事業(共募)
 (17) ふれあい広場事業(共募)
 (18) ふれあい昼食会の開催(共募)
 (19) いきいき交流会開催事業(共募)
    脇野沢地区で、65歳以上の介護保険サービスを利用していない方
   を対象に月2回実施する。
 (20) むつ市福祉安心電話サービス事業(むつ市)
    ひとり暮らし高齢者や高齢者夫婦世帯等を対象に、その方々の安否
   確認や孤独感の解消を図るための活動を行う。
 (21) むつ市外出支援サービス事業(むつ市)
    高齢者及び身体障がい者など下肢が不自由で一般の交通機関を利用
   することが困難な方を福祉輸送車両により送迎する。
 (22) 福祉ニーズの発掘と新規事業の開発
    市民の様々な生活課題や福祉ニーズを把握し、これらを解決してい
   くための仕組み(事業)を企画・検討する。
 (23) 助成事業(共募・NHK歳末・ボラ市民)
    市内の各福祉団体等に対し、その活動を支援する。  
 
3 ボランティア活動の振興
 ⑴ むつ市ボランティア・市民活動センターの充実
    むつ市ボランティア・市民活動センター機能を充実させ、市民の福祉
   意識の高揚とボランティア活動の振興を図る。
  ア ボランティアの相談、登録、斡旋、連絡調整
  イ ボランティア研修会、ボランティア講座の開催
  ウ ボランティア活動保険加入促進と助成
  エ 除雪ボランティア募集と派遣
  オ サロン活動
 ⑵ 災害時被災者支援ネットワークの構築
   関係機関との災害時におけるボランティア活動に関する協力体制の確
  立
 ⑶ 善意銀行の運営
  ア 無縁仏供養会
  イ 災害見舞い
  ウ 車椅子無料貸出
  エ 寄託金品の払出
  オ 不要入れ歯回収ボックスの設置と維持管理
 ⑷ 児童・生徒等の福祉意識の高揚とボランティア活動への積極的な参加
  促進
  ア 夏休み、冬休みのボランティア体験学習の実施
  イ 福祉体験学習への協力
  ウ ボランティア活動推進校事業
 
4 相談事業の推進
 ⑴ 心配ごと相談所の効率的かつ効果的な運営に努め、悩みや心配ごとを
  抱える人々が気軽に相談できるようにする。また、多岐にわたる相談内
  容に対処するため相談員の研修を行い誠意をもって問題解決に当たる。
 ⑵ 結婚相談所は、結婚に関する相談に広く応ずるなど婚姻成立のために
  寄与することにより市民福祉の増進に努める。
 ⑶ 生活困窮者自立相談支援事業
 
5 福祉サービス利用援助事業の充実
 ⑴ 苦情解決第三者委員の設置
   むつ市社会福祉協議会が提供する各種福祉サービスについて、利用者
  の立場や特性に配慮した適切な対応を推進するために、福祉サービス苦
  情解決第三者委員を設置する。
 ⑵ 日常生活自立支援事業
   日常生活自立支援事業の啓蒙と支援員の資質向上に努める。
 ⑶ 各種貸付事業の有効利用
  ア 生活福祉資金貸付事業
  イ 助け合い資金貸付事業
  ウ 高額療養費貸付事業
 ⑷ 成年後見監督業務
 
6 共同募金運動への協力
 ⑴ 共同募金運動に協力し、共同募金配分事業、NHK歳末たすけあい寄
  付金配分事業を実施する。
  ア 共同募金配分金事業
    心配ごと相談所事業・社協だより発行事業・福祉作文コンクール
 
   業・母子寡婦福祉会助成事業・身体障害者福祉協会助成事業・ふ
   い福展事業、高齢者ふれあい事業、ふれあい広場事業、手をつなぐ
   親の会助成事精神障害者家族会「ひばの会」助成事業、町内会活
   動助成事業、赤十字奉仕団助成事業、ふれあい昼食会事業、いきいき
   交流会事業
  イ NHK歳末たすけあい義援金配分事業
    ふれあいクリスマス会の開催事業、障がい者施設のクリスマス会兼
   忘年会の開催事業

7 介護事業の充実
 ⑴ むつ市ホームヘルパーステーションの円滑な運営
  ア 訪問介護事業・福祉用具貸与事業・居宅介護支援事業
     介護保険制度における指定訪問介護サービス事業者、指定福祉用具
   貸与事業者及び指定居宅介護支援事業者として、「むつ市ホームヘル
   パステーション」の円滑な運営を図り地域福祉サービス部門と相ま
   って総合的な福祉サービスの提供に努めるとともに、利用者の拡充を
   図り安定的な事業運営を行う。
  イ 障害者総合支援法に基づく
サービス提供体制の充実強化
    障害者総合支援法に基づくサービス提供体制の充実強化を図り、良
   質で安定した障害者福祉サービスの提供に努める。
  ウ 介護保険制度外サービス事業の充実拡充
     介護保険制度外サービス事業として、一般家事、介護、その他必要
   と思われる日常生活上の援助として、良質で安定した有償援助サービ
   スの提供を行う。
  エ 介護事業職員の資質向上
     県内で開催される各研修会へ参加させ、介護職員としての資質向上
   に努める。
  オ 事業の積極的なPR
    「広報むつ」に広告を掲載するほか、各種イベント等へ相談窓口を
    設ける等積極的な広報事業を展開する。
 
8 保育事業の経営
 ⑴ 近川保育園の経営
   近川保育園を経営し、仕事と育児の両立をしている人々の子育てを
  援し、安心して子育てができる環境の整備と社会連帯による子どもの
  全育成の推進に努める。
  ア 年間活動事業推進
    入園式・子どもの日の集い・遠足・交通安全教室・夏祭り(
盆踊り)
   運動会・いも煮会・お遊戯会・誕生会・卒園式・身体測定・避難訓練
   は毎月実施する。
  イ 世代間交流事業
     地域の婦人団体、近川青葉会との交流を通して相手への思いやりの
   気持ちを育てる。釜臥荘交流会・桜木園交流会・クリスマス会・おも
   ちつきなど
  ウ 異年齢児交流事業
    むつ養護学校や奥内小学校・近川中学校との交流を通して、思いや
   り・約束を守心を育てる。
  エ 休日保育事業
    保護者の就労形態の多様化に伴う勤務の事情等により、家庭におい
   て日保育が困難である子どもに対する保育サービスを行う。
  オ
 入所園児の確保
    積極的なPRにより入所園児の増を図り、安定した保育経営を目指
   す。
社会福祉法人
むつ市社会福祉協議会
〒035-0073
むつ市中央一丁目8番1号
TEL:0175-33-3023
FAX:0175-23-5093
<<社会福祉法人むつ市社会福祉協議会>> 〒035-0073 青森県むつ市中央一丁目8番1号 TEL:0175-33-3023 FAX:0175-23-5093